日本学術会議ニュース・メール No.499

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.499** 2015/7/13

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◇ 公開シンポジウム「人文・社会科学と大学のゆくえ」の開催について(ご案内)

◇ 公開シンポジウム「震災復興の今を考える:こども・文化・心をつないで」の

開催について(ご案内)

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公開シンポジウム「人文・社会科学と大学のゆくえ」の開催について(ご案内)

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◆日 時:2015年7月31日(金)14:00 ~17:00

◆場 所:日本学術会議 講堂

◆主 催:日本学術会議 第一部

◆開催趣旨:

文部科学大臣は去る6月8日、各国立大学法人に対して、「国立大学法人等の

組織及び業務全般の見直しについて」の通知を行ないました。そこでは、国立大

学法人の組織の見直しにさいして「特に教員養成系学部・大学院、人文社会科学系

学部・大学院については、18歳人口の減少や人材需要、教育研究水準の確保、

国立大学としての役割等を踏まえた組織見直し計画を策定し、組織の廃止や

社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする」

とされています。このことがわが国における人文・社会科学のゆくえ、さらには

国公私立を問わず大学のあり方全般にどのような影響を及ぼすか、

また今後、人文・社会科学はいかにあるべきか、どのような役割をはたすべきか

について、緊急に討論を行ないます。

日本学術会議の会員・連携会員、大学関係者のみならず、この問題に関心を

お持ちのメディアや市民の皆さまのご参加をお待ちしています。

◆次 第:

14:00 趣旨説明

小森田秋夫(日本学術会議第一部会員・第一部長、神奈川大学法学部教授)

14:10 問題提起

酒井 啓子(日本学術会議連携会員、千葉大学法政経学部教授、地域研究)

久保 亨(日本学術会議第一部会員、信州大学人文学部教授、史学)

三成 美保(日本学術会議第一部会員、奈良女子大学研究院生活環境科学系教授、法学)

本田 由紀(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院教育学研究科教授、社会学)

須藤 靖(日本学術会議第三部会員、東京大学大学院理学系研究科教授、物理学)

15:00 全体討論

司会

杉田 敦(日本学術会議第一部会員・第一部副部長、法政大学法学部教授)

16:50 全体討論のまとめ

井野瀬久美恵(日本学術会議第一部会員・副会長、甲南大学文学部教授)

17:00 閉会

※事前申込不要、入場自由、聴講無料※

※問合せ先:日本学術会議事務局

審議第一担当 金西、石部

E-mail:scj251@cao.go.jp

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公開シンポジウム「震災復興の今を考える:こども・文化・心をつないで」

の開催について(ご案内)

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・日時 平成27年8月10日(月)13:00~17:00

・場所 福島市AOZ(福島市役所アクティブシニアセンター・アオウゼ)内

多目的ホール(MAXふくしま 4階)

・主催 日本学術会議 第一部

・共催 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター

・後援 科学研究費基盤研究S「東日本大震災を契機とした震災復興学の確立」、

公益財団法人日本学術協力財団、日本宗教研究諸学会連合

・開催趣旨 日本学術会議は、3.11以来、震災と原発事故、防災と減災、復興の方

法など様々な課題と取り組んできたが、科学への信頼の回復をはじめなお多くの課

題をかかえている。人文社会系の研究者で構成する第一部も、公開シンポジウムの

開催や福島訪問を含め、継続的に取り組んできた。しかし一方で、震災の風化が始

まっていることも事実である。

そこで、第一部は昨年10月に発足した第23期では、所属会員の半数が交代したこ

とを踏まえ、現実を直視しながら、復興にむけて何ができるかを人文社会系の立場

からあらためて考えようという趣旨から、最初の夏季部会を福島で開き、「震災復

興の今を考える」というテーマで公開シンポジウムを開催することとしたい。これ

を機会に人文社会系諸学の新たな展開を図るという意図から、今回は、これまで我

々が取り上げてこなかった被災地における子どもの教育、文化資源の保護と活用、

被災者の心のケアなど、いずれも人文社会系の特性にかなったテーマで行うことと

する。シンポジウムではこれまでこれらの活動に取り組んでこられた方々のお話を

伺うことにより、市民と会員がともに考える機会となることに期待したい。

・次 第

12:30開場

13:00~13:15

趣旨説明 小松 久男(日本学術会議第一部会員、東京外国語大学大学院総合国際

学研究員特任教授)

開会挨拶 中井 勝己(福島大学学長)

大西 隆 (日本学術会議会長、豊橋技術科学大学学長、東京大学名誉教授)

13:15~13:55

基調講演「生活の回復に向けた住民の実態と課題」

今野 順夫 (ふくしま復興支援フォーラム代表、福島大学名誉教授)

13:55~14:00 休憩

14:00~15:30 個別報告とコメント

報告1「子ども支援を通して見えてきたこと」

本多 環 (福島大学特任教授・うつくしまふくしま未来支援センター

子ども支援担当)

コメント 志水 宏吉(日本学術会議第一部会員、大阪大学大学院人間科学研究科教授)

報告2「文化財救援活動をつうじてみる福島の復興と課題」

菊地 芳朗 (福島大学行政政策学類教授・うつくしまふくしま未来支援

センター歴史資料担当マネジャー)

コメント 高埜 利彦(日本学術会議第一部会員、学習院大学文学部教授)

報告3「ほつれる心:いわき市の母親・川内村の高齢者・郡山市の教会」

川上 直哉 (日本基督教団仙台北三番丁教会担任教師、NPO法人被災支援

ネットワーク「東北ヘルプ」事務局長)

コメント 岡田真美子(日本学術会議第一部会員、中村元記念館東洋思想文化研究所

研究員、兵庫県立大学名誉教授)

15:30~15:45 休憩

15:45~16:50 パネル・ディスカッション

パネリスト:

今野 順夫 (福島復興支援フォーラム代表、福島大学名誉教授)

本多 環 (福島大学特任教授・うつくしまふくしま未来支援センター

子ども支援担当)

菊地 芳朗 (福島大学行政政策学類教授・うつくしまふくしま未来支援

センター歴史資料担当マネジャー)

川上 直哉 (日本基督教団仙台北三番丁教会担任教師、NPO法人被災支援

ネットワーク「東北ヘルプ」事務局長)

司 会 山川 充夫(日本学術会議第一部会員、帝京大学経済学部地域経済学科長・教授)

16:50~17:00

閉会挨拶 中田 スウラ(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター長・

人間発達文化学類教授)

(事前申し込み不要:参加自由:参加費無料)

※問合せ先※

福島大学:

E-mail:r689@ipc.fukushima-u.ac.jp

TEL:024-504-2831

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