日本学術会議ニュース・メール No.363
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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.363 ** 2012/10/12
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◇ 公開シンポジウム「経済政策史資料保存促進のために、いま何が必要か?-公文
書管理法と現代経済史・経営史資料-」の開催について(ご案内)
◇ サイエンスアゴラ2012シンポジウム(5件)の開催について(ご案内)
◇ 日本学術会議年次報告書(平成23年10月~平成24年9月)のホームページ掲載に
ついて(お知らせ)
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公開シンポジウム(経営史学会第48回大会パネル・ディスカッション)
「経済政策史資料保存促進のために、いま何が必要か?-公文書管理法と現代経済
史・経営史資料-」の開催について(ご案内)
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(開催趣旨)
私たちは、現代日本における経済政策関連の公的文書の保存と管理の現状を探り、
これらの文書のうちで次世代以降の経済政策策定資料および現代経済史・経営史資
料として保存すべきものの選択と保管の方法を多面的に考究し、それらの現状の改
善を提案することをめざしている。
この目的に資するため、日本学術会議第一部に「現代経済政策史資料適正保存推
進分科会」を設置し、平成21年度から現在にいたるまで、経済政策にかかわる行政
部署の資料的保全・保管の現地訪問調査を実施してきた。その成果をふまえて、本
分科会は、行政府(中央ならびに地方)が実施する経済政策の立案過程と実施にか
かわる資料の史的文書としての最適な選択・保存・公開のためには、従来の日本に
おける文書保存体系とは異なる新しい発想と制度とが必要であるという提言をまと
めた。
本パネルではまず、前分科会長として提言とりまとめの中心となった尾高煌之助
一橋大学名誉教授が、現状における公文書管理・保存の実態と提言内容を紹介する
基調報告を行う。その上で、国立公文書館長や元内閣府公文書管理委員会委員をふ
くむ公文書管理・利用の専門家、企業文書、海外文書の専門家を招いたパネル・デ
ィスカッションを実施する。そして最後に、現代経済史・経営史資料の管理と保存
についての全体討論を行い、広く公文書保存促進にむけてのご意見を募りたい。
◆日 時:平成24年11月4日(日)9:00~12:00
◆会 場:明治大学駿河台校舎リバティータワー8階1083教室
(〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1)
プログラム
9:00-9:10
趣旨説明 中村尚史 (日本学術会議連携会員、東京大学社会科学研究所教授)
9:10-9:50
基調報告 尾高煌之助 (日本学術会議特任連携会員、一橋大学名誉教授)
「経済政策史資料保存促進のために」
9:50-11:20パネル・ディスカッション
司 会 中村尚史
討論者 尾高煌之助
高山正也 (国立公文書館館長)
石原一則 (神奈川県立公文書館資料課長)
阿部武司 (日本学術会議連携会員、大阪大学大学院経済学研究科教授)
吉川 容 (三井文庫研究員)
瀬畑 源 (一橋大学特任講師)
湯沢 威 (学習院大学名誉教授)
11:20-12:00全体討論
司 会 中村尚史
※一般公開。参加費は無料。
※後援:経営史学会
以下にご案内があります。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/157-s-1-1.pdf
【問合先】
東京大学社会科学研究所 中村尚史研究室
E-mail: naofumin@iss.u-tokyo.ac.jp
日本学術会議事務局第一部担当 嶋津(TEL:03-3403-5706)
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サイエンスアゴラ2012シンポジウム(5件)の開催について(ご案内)
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『将来の科学人材育成から見た秋入学の是非』
◆日時:2012年11月10日(土)10時30分~12時
◆会場:日本科学未来館7階イノベーションホール
(東京都江東区青海2-3-6)
◆概要
東京大学が提案した「秋入学」が話題となっている。これは、大学の国際化と
大学生の意識向上を意図したものとされているが、現時点では具体的にどのよう
な効果が期待できるのかという検証がされないまま、イメージのみが先行してい
る感が否めない。ここでは、将来の日本にとって本質的となる科学・技術人材の
育成という観点から、この秋入学がどのような意味を持つのか、プラスとマイナ
スの両面から考察してみたい。
◆プログラム(敬称略)
1.開会挨拶(5分)
須藤 靖(日本学術会議第三部会員、東京大学大学院理学系研究科物理
学専攻教授)
2.話題提供1(20分)
「科学人材育成に対する秋入学のメリット」
堀井 秀之(東京大学大学院工学系研究科教授)
3. 話題提供2(20分)
「秋入学を超えて」
金子 元久(日本学術会議第一部会員、筑波大学大学研究センター教授)
4. パネル討論(40分)
パネリスト:堀井 秀之(東京大学大学院工学系研究科教授)
金子 元久(日本学術会議第一部会員、筑波大学大学研究セ
ンター教授)
鈴木 清夫(筑波大学付属駒場高等学校数学科教諭)
大竹 暁(文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当))
コーディネーター兼パネリスト:
須藤 靖(日本学術会議第三部会員、東京大学大学院理学系
研究科物理学専攻教授)
5. 閉会挨拶(5分)
秋田 喜代美(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院教育学研究科教授)
『科学・技術でわかること、わからないこと Part2』
◆日時:2012年11月10日(土)13時~14時30分
◆会場:日本科学未来館7階イノベーションホール
(東京都江東区青海2-3-6)
◆概要
科学・技術に「絶対」はないことは、科学者や技術者にとっては自明のことだ
が、社会一般に広く浸透しているとは言いがたい。昨年の東日本大震災と東京電
力福島第一原子力発電所事故は、科学・技術と社会との関係を改めて問い直す機
会となり、残念なことに、我が国の科学・技術と科学者・技術者への信頼を著し
く損なうものとなった。同時に、予想しなかった事態に直面した時に、科学者・
技術者が適切に対応し、その行動を通して市民に信頼されるためには、相当の努
力を必要とすることも明らかになった。では、「科学・技術に絶対はない」とい
う科学リテラシーの基本を社会に定着させ、科学・技術と社会の関係に基づく新
しい社会システムを構築していくためには、どうすればよいのだろう。本セッシ
ョンでは、大震災から得られた教訓を踏まえて、社会全体の科学リテラシーを高
めるために学術会議として今後何を為すべきかを論じる。
◆プログラム(敬称略)
1.開会挨拶(5分)
毛利 衛(日本学術会議連携会員、独立行政法人科学技術振興機構日本科
学未来館館長)
2.話題提供1(20分)
「食の安全・安心とリテラシー」
唐木 英明(日本学術会議連携会員、倉敷芸術科学大学長)
3. 話題提供2(20分)
「くすり一錠に込められたサイエンス」
高橋 秀依(帝京大学薬学部教授)
4. パネル討論(45分)
パネリスト:毛利 衛(日本学術会議連携会員、独立行政法人科学技術振
興機構日本科学未来館館長)
唐木 英明(日本学術会議連携会員、倉敷芸術科学大学長)
高橋 秀依(帝京大学薬学部教授)
竹内 慎一(NHK制作局 青少年・教育番組部チーフプロ
デューサ―)
立川 雅司(日本学術会議連携会員、茨城大学農学部教授)
コーディネーター兼パネリスト:
室伏 きみ子(日本学術会議第二部会員、お茶の水女子大学
大学院人間文化創成科学研究科教授)
『日本学術会議提言「学術からの提言-今、復興の力強い歩みを-」シンポジウム』
◆日時:2012年11月10日(土) 15時30分~17時
◆会場:日本科学未来館7階みらいCANホール
(東京都江東区青海2-3-6)
◆概要
日本学術会議東日本大震災復興支援委員会が平成24年4月9日に公表した復興に
向けた提言「二度と津波犠牲者を出さないまちづくり」、「被災地の求職者支援
と復興法人創設」、「放射能対策の新たな一歩を踏み出すために」、「災害廃棄
物の広域処理のあり方について」の紹介と参加者との議論により、これから何が
できるか、何をすべきか、について共通認識を持つことを目標とする。さらに、
提言の具体化に向けてどのように進めていくかについて議論を展開する。
◆プログラム(敬称略)
1.開会挨拶(5分)
小林 良彰(日本学術会議副会長、慶應義塾大学法学部客員教授)
2.基調講演1(20分)
「日本学術会議からの提言」(仮題)
大西 隆(日本学術会議会長、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授)
3.話題提供(20分)
「コミュニティの再生に向けて」(仮題)
山川 充夫(日本学術会議第一部会員、福島大学うつくしまふくしま未
来支援センター長)
4. パネル討論(40分、会場との質疑応答を含む)
パネリスト:大西 隆(日本学術会議会長、東京大学大学院工学系研究科都
市工学専攻教授)
山川 充夫(日本学術会議第一部会員、福島大学うつくしまふ
くしま未来支援センター長)
内堀 雅雄(福島県副知事)
及川 勝(全国中小企業団体中央会政策推進部長)
滝田 恭子(読売新聞社科学部記者)
コーディネーター:
渡辺 政隆(日本学術会議連携会員、筑波大学教授)
5. 閉会挨拶(5分)
春日 文子(日本学術会議副会長、国立医薬品食品衛生研究所安全情報
部長)
全体司会:柴田 徳思(日本学術会議連携会員、株式会社千代田テクノル
大洗研究所研究主幹)
『地球に生きる素養を身につけよう』
◆日時:2012年11月11日(日) 10時30分~12時
◆会場:産業技術総合研究所臨海副都心センター別館 11階 第2・3会議室
(東京都江東区青海2-3-26)
◆概要
大地震、津波、集中豪雨、突風・竜巻など、地球上に生きる、我々、地球人は、
活動的な地球によってさまざまな影響を被っている。激しく変化する自然現象に
対して、安全に立ち向かうためには、「地球に生きる素養を身につける」ことが
大切である。地球、そして身の回りにある自然を科学的に理解し、自然が引き起
こす影響を適切に予測しまた、予測の限界を知ったうえで行動できることが、「
地球に生きる素養」あるいは「教養」である。本講演会では、さまざまな自然現
象に対して、われわれがどう対処し、暮らすのか? について紹介し、参加者と
議論する。
◆プログラム(敬称略)
1.シンポジウムの趣旨説明
北里 洋(日本学術会議第三部会員、独立行政法人海洋研究開発機構海洋
・極限環境生物圏領域領域長)
2.2011.3.11 地震・津波に学ぶ
入倉 孝次郎(日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授)
3.日本列島の成り立ちと地質災害
千木良 雅弘(日本学術会議連携会員、京都大学防災研究所教授)
4.「命の水」の危機-水資源の未来
益田 晴恵(日本学術会議連携会員、大阪市立大学大学院理学研究科教授)
5.ガスハイドレートをエネルギー資源に
松本 良(日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授)
6.住んでいる土地を知る
熊木 洋太(日本学術会議連携会員、専修大学文学部教授)
7.宇宙から地球を考える
佐々木 晶(日本学術会議連携会員、大学共同利用機関法人自然科学研究
機構国立天文台水沢観測所教授)
『討議:高レベル放射性廃棄物の処分はどうあるべきか!?』
◆日時:2012年11月11日(日) 10時30分~12時
◆会場:日本科学未来館7階みらいCANホール
(東京都江東区青海2-3-6)
◆概要
日本学術会議が平成24年9月11日に原子力委員会に回答した「高レベル放射性廃
棄物の処分に関する回答」を紹介し、パネルディスカッションを通じて高レベル
放射性廃棄物の処分に関する様々な見解を会場に提示し、その上で、会場と意見
交換を行う。
会場にこられた方々の日本学術会議の回答に関する理解を深めるとともに、各自
が高レベル放射性廃棄物の処分問題を自らの課題として捉え、解決への道を各々検
討してもらう礎とする。
◆プログラム(敬称略)
1.開会挨拶および基調講演(25分)
「高レベル放射性廃棄物の処分に関する回答」
今田 高俊(日本学術会議第一部会員、東京工業大学大学院社会理工学
研究科教授)
2.パネル討論(40分)
パネリスト:今田 高俊(日本学術会議第一部会員、東京工業大学大学院
社会理工学研究科教授)
武田 精悦(原子力発電環境整備機構理事)
西尾 獏(特定非営利活動法人原子力資料情報室共同代表)
小出 五郎(元NHK解説委員、科学ジャーナリスト)
コーディネーター:
柴田 徳思(日本学術会議連携会員、株式会社千代田テクノ
ル大洗研究所研究主幹)
3. 会場との意見交換(20分:パネリスト、コーディネーターはそのまま)
4. 閉会挨拶(5分)
山地 憲治(日本学術会議第三部会員:公益財団法人地球環境産業技術研
究機構(RITE) 理事・所長)
※上記5件とも、入場無料
※シンポジウム詳細URL
※お問合せ先:
サイエンスアゴラ2012運営事務局
TEL : 03-6812-8648、 FAX : 03-6812-8649
日本学術会議事務局 審議第2担当
TEL 03-3403-1082
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日本学術会議年次報告書(平成23年10月~平成24年9月)のホームページ掲
載について(お知らせ)
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このたび日本学術会議は、年次報告書「日本学術会議活動報告(平成23年10
月~平成24年9月)」を作成し、総会に報告するとともにホームページに掲載い
たしました。
年次報告書の作成に御協力いただきました会員・連携会員の皆様に対しまし
て厚く御礼を申し上げます。
年次報告書の本文は次のURLからご覧になれます。
年次報告書 第1編総論
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/nenji/souron2012.pdf
年次報告書 第2編活動報告
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/nenji/kakuron2012.pdf
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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/index.html
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るようにお取り計らいください。
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発行:日本学術会議事務局 http://www.scj.go.jp/
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