日本学術会議ニュース・メールNo.372

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.372 ** 2012/12/26

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◇ 日本学術会議公開シンポジウム

科学者はフクシマから何を学ぶのか?-科学と社会の関係の見直し-(ご案内)

◇ 公開講演会(第3回国際北極研究シンポジウム)

「今、北極がアツい!」の開催について(ご案内)

◇ 日本学術会議主催国際会議

持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議

「災害復興とリスク対応のための知

"Wisdom for Recovery from Disasters and Risk Control"」

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日本学術会議公開シンポジウム

科学者はフクシマから何を学ぶのか?-科学と社会の関係の見直し-(ご案内)

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(開催趣旨)

東京電力福島第1原子力発電所の事故により、科学と社会の関わりのあり方が

根底から問い直されることとなった。政府や産業界の望む原発推進に沿った見

方を提示する科学者が重用され、安全性を過大評価してきた過去が露わになった。

科学の中立性が疑われ、科学者の信用が失墜した。政府や自治体が設ける審議会

や委員会において、偏った立場の委員が選ばれていたり討議の内容が隠されてい

たりする事態も深い失望を招いた。科学者が適切な専門知識を提供して、政府や

社会の判断に資する必要が高まっているにも拘わらず、それがうまく行っていない。

原子力や放射能だけではない。広く公害問題やリスク評価等においてどうだっ

たか。歴史的な展望をも含めて、科学と社会の関係について問題点を捉え返す必

要がある。

このシンポジウムでは、多様な学術分野の壁、専門家と非専門家の壁を超え、

これらの問題をともに考え討議したい。

■日 時:平成25年1月12日(土) 13時00分~18時00分(12時30分開場)

■会 場:日本学術会議会議室 6階

プログラム

司会

島薗 進(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授)

後藤 弘子(日本学術会議第一部会員、千葉大学大学院専門法務研究科教授)

パネリスト

小林 傳司(日本学術会議連携会員、大阪大学 コミュニケーションデザイン・センター教授)

吉川 泰弘(日本学術会議連携会員、千葉科学大学副学長、危機管理学部教授)

広渡 清吾(日本学術会議連携会員、専修大学法学部教授)

城山 英明(東京大学法学部教授)

コメンテータ

杉田 敦(日本学術会議第一部会員、法政大学法学部教授)

鬼頭 秀一(日本学術会議連携会員、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)

※ 一般公開。予約不要・参加費は無料。

以下にご案内のポスターがあります。

http://www.scj.go.jp/ja/event/index.html

【問合先】東京大学大学院人文社会系研究科 島薗 進

TEL :03-5841-3881

mail:s-siso@mbd.ocn.ne.jp

日本学術会議事務局第一部担当 嶋津(TEL:03-3403-5706)

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公開講演会(第3回国際北極研究シンポジウム)

「今、北極がアツい!」の開催について(ご案内)

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■日 時:平成25年1月14日(月・祝)14:00~16:15

■会 場:日本科学未来館7階みらいCANホール

(〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6)

■開催趣旨

最近、北極では顕著な環境変動が起こっています。例えば、海氷の減少やそれらに

伴う気象や生態の変化、グリーンランド氷床や陸上の氷河の融解、永久凍土の変化、

河川流量の増加などがあります。それらに伴う海洋や陸上の生態系の変化や人間活動

への影響も報告されています。

しかしながら、これらの変化はそこに暮らすものにとって悪い影響ばかりをもたら

しているのではなく、例えば、北極航路などは経済活動にさまざまな新しい可能性を

生むかもしれません。

これらの変動について、著名な科学者にわかりやすく解説してもらうとともに、こ

の夏グリーンランドの氷床調査に同行した新聞記者が見た、最新の現地の様子を伝え

ていただきます。皆様の北極の環境変動への興味・関心が少しでも増大することを期

待しています。

■次第【敬称略】

14:00~14:10 開会挨拶・趣旨説明

杉本 敦子(日本学術会議連携会員、北海道大学

大学院地球環境科学研究院教授)

14:10~14:45 「変わりつつある北極域―これからどうなるのか?」

大畑 哲夫(北極環境研究コンソーシアム代表・海洋

研究開発機構プログラムディレクター)

14:45~14:55 休憩

14:55~15:30 「北極海を航路として使う」

山口 一(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)

15:30~16:05 「グリーンランドの氷をとかす謎に迫る」

中山 由美(朝日新聞報道局記者)

16:05~16:15 閉会

■一般公開。参加費は無料。

■以下にご案内があります。

http://www.jcar.org/isar-3/lecture.html

■お問合せ先:

国立極地研究所 北極観測センター内 北極環境研究コンソーシアム事務局

e-mail:koukai0114@nipr.ac.jp

電話:042-512-0925 (井上)

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日本学術会議主催国際会議

持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議

「災害復興とリスク対応のための知

"Wisdom for Recovery from Disasters and Risk Control"」

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日本学術会議では、毎年、「持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議」

を開催しています。今回は、「災害復興とリスク対応のための知」を主テーマに会議

を開催します。会議では、黒川 清 政策研究大学院大学アカデミックフェロー・元日

本学術会議会長、Mohamed H. A. Hassan IAP共同議長の基調講演、(1)巨大自然災害

の社会経済的影響(2)巨大自然災害におけるフードシステムと公衆衛生に関する諸問

題と解決策(3)巨大自然災害からの復興と持続可能な社会に向けた文化的景観の創造、

をテーマに3つのセッションを設け、内外の専門家による議論を行います。

■ 日 時 平成25年1月17日(木)、18日(金)

■ 場 所 日本学術会議 講堂(東京都港区六本木)

■ 主 催 日本学術会議

■ 後 援 国際連合大学(UNU)、日本経済新聞社

■ 出席者 全体議長 大西 隆 日本学術会議会長

実行委員長 生源寺眞一 名古屋大学大学院生命農学研究科教授

副実行委員長

津谷 典子 慶應義塾大学経済学部教授

(セッション1共同議長)

実行委員

武市 正人 日本学術会議副会長

小林 良彰 日本学術会議副会長

春日 文子 日本学術会議副会長

岩本 康志 東京大学大学院経済学研究科教授

(セッション1共同議長)

野口 伸 北海道大学大学院農学研究院教授

(セッション2共同議長)

吉川 泰弘 千葉科学大学副学長、危機管理学部教授

(セッション2共同議長)

石川 幹子 東京大学大学院工学系研究科教授

(セッション3共同議長)

和田 章 東京工業大学名誉教授(セッション3共同議長)

基調講演者 黒川 清 政策研究大学院大学アカデミックフェロー

元日本学術会議会長

Mohamed H. A. Hassan IAP共同議長

講演者

セッション1

Ilan Noy ヴィクトリア大学ウェリントン准教授

塩路 悦朗 一橋大学大学院経済学研究科教授

岡崎 哲二 東京大学大学院経済学研究科教授

森田 朗 学習院大学法学部教授、東京大学名誉教授

Daniel P. Aldrich パデュー大学准教授

セッション2

渡部 終五 北里大学海洋生命科学部教授

山下 俊一 福島県立医科大学 副学長

新山 陽子 京都大学大学院農学研究科教授

Michael W. Hamm ミシガン州立大学教授

Dedi Fardiaz ボゴール農科大学教授

セッション3

中井 検裕 東京工業大学大学院社会理工学研究科教授

Peter I. Yanev ヤネフ・アソシエイト代表

中島 正愛 京都大学防災研究所 所長・教授

Cristina Castel-Branco リスボン工科大学教授

赤坂 憲雄 学習院大学文学部日本語日本文学科教授

石川 幹子 東京大学大学院工学系研究科教授

■ 定 員 先着200名/各日(Webによる事前登録制)

■ その他 入場無料・日英同時通訳あり

詳細は以下のホームページをご参照ください。

http://www.scj.go.jp/ja/int/kaisai/jizoku2012/ja/index.html

御出席いただける場合は、日学HPからご登録いただきますようお願いいたします。

本件担当

日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)付 伊藤、清田

電話(直通)03-3403-1949

アドレス sachiko.ito@cao.go.jp

hiroyuki.seita@cao.go.jp

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