日本学術会議ニュース・メール No.333

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** 日本学術会議ニュース・メール ** No.333 ** 2012/2/3

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◇ 日本学術会議における公開シンポジウムの開催(2月)について(ご案内)

◇ 若手アカデミー委員会からのお知らせ

ほか

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日本学術会議における公開シンポジウムの開催(2月)について(ご案内)

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学術的な研究成果を国民に還元する活動として、以下の公開シンポジウムを

開催します。

○学術フォーラム「東日本大震災を教訓とした巨大災害軽減と持続的社会実現

への道」

日時:平成24年2月11日(土)13時~17時30分

場所:日本学術会議講堂

○公開シンポジウム「ワイルドライフサイエンス:森、人、心の由来をめぐって」

日時:平成24年2月12日(日)13時30分~18時

場所:宮之浦公民館(鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦179)

○公開シンポジウム「日韓福祉政治の新しい展開」

日時:平成24年2月18日(土)14時~17時

場所:日本学術会議講堂

○公開シンポジウム「巨大災害から生命と国土を譲る―24学会からの発信―

第3回減災社会をどう実現するか」

日時:平成24年2月29日(水)14時~17時30分

場所:日本学術会議講堂

詳しくはこちらのURLからご覧ください。

http://www.scj.go.jp/ja/event/index.html

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若手アカデミー委員会からのお知らせ(vol.1, no.1, 2012)

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◆━ 1.委員長の挨拶

◆━ 2.活動概要

◆━ 3.シンポジウム「若手研究者たちと考える、君たちの、そして日本の未来」報告

◆━ 4.HPオープンのお知らせ

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1.委員長の挨拶

多様化する社会の様々な問題に対して、若手自らが議論し、意見を発信することは

我が国の未来にとって極めて重要な事項です。2010年6月から約1年半の準備期

間を経て、2011年11月4日に日本学術会議内に「若手アカデミー委員会」が発

足しました。同委員会は30歳から45歳を基本とする若手科学者による組織です。

我々は「学術の未来をソウゾウ(想像&創造)する」を合言葉に、日本学術会議内

外との連携を図りながら、若手独自の視点から現状の分析を行い、社会に対する活動

と、学術界に対する活動を学際的、国際的に展開して参ります。こうした活動が、若

手科学者の育成と連携に寄与し、かつ学術界全体、日本全体を活性化する一助となる

と信じています。若手科学者という名に恥じぬよう議論を尽くし、且つスピード感の

ある対応を進めて参ります。

今後の若手アカデミー委員会の活動にどうぞご期待ください。

2.活動概要

当委員会の活動は、(1)若手間の交流と学際研究の促進、(2)キャリアパス、

ワークライフバランスなど人材育成・活用に伴う課題の検討、(3)研究や教育にお

ける制度や環境が抱える課題の検討という、三つの柱に集約することが出来ます。

委員会内部で学際研究・分析を活発に行うと共に、シンポジウム、ワークショップ

等の各種イベントを通じて若手間の連携体制の構築、若手の意見収集を行います。ま

た、サイエンス・アゴラ等各種イベントの機会を捉え、さらに若い世代やより広い社

会に向けての学術コミュニケーションを行うことも使命の一つと考えています。また、

これら全ての活動経験は随時、当委員会内で共有、検討され、学際的な議論や科学技

術政策に関する提案、提言へと結びつけられます。既に、昨年6月には震災と学術に

ついて考えるシンポジウムを企画し、11月に学術人材育成、科学技術政策のあり方

に関する各界との話し合いの機会をもちました。

今後も分野横断的な視点から様々な企画・提案を行っていく予定です。

[< http://www.youngacademy-japan.org/newsletter/figure.png >に

図解説明があります。]

3.シンポジウム「若手研究者たちと考える、君たちの、そして日本の未来」報告

2011年12月17日に国立京都国際会館で開催された科学・技術フェスタ in

京都2011において、標記シンポジウムを実施しました。テーマとして、「生命科学」

「先端医療」「情報化社会」「グローバル化」という現代社会に欠かせないキーワー

ドを選び、若手研究者とさらに若い世代が協働することで、議論する楽しさ、難しさ

を共有しようとする試みです。当委員会のメンバーを中心とした若手研究者25名と、

高校生や大学生らが4グループに分かれ、各テーマに関する現状認識や問題点、また

将来実現したい科学・技術、など、議論を行いました。開始直後は椅子に座っていた

参加者も、熱が入ってくると席を立ち上がり、互いに議論しあうなど、活発な討議が

できました。最後に、各テーマに関する成果を、高校生が取りまとめ、発表してくれ

ました。若手研究者側も、短い時間の中で問題を認識し、議論し、結果を取りまとめ

る高校生らの能力に驚くとともに、次の学術を担う世代として、誇らしく感じました。

当委員会は立ち上がったばかりですが、さらに若い世代と直接協働して活動する取

り組みは、今回が初めてです。まずは若手研究者を身近な存在であると感じてもらう

よう、自身が学術に興味をもったきっかけや研究内容を、高校生向けに書いた記事を

取りまとめ、配布しました(記事の一部は、当委員会HPより閲覧可能です)。高校

生などに参加を促す方法など、色々な課題も見つかりましたが、今後も、若手研究者

の目線で機動力を活かし、さらに若い世代との交流を通じ、学術への興味を喚起して

いきたいと思います。

4.HPオープンのお知らせ

下記のサイトで当委員会のホームページがオープンしました。

http://www.youngacademy-japan.org/

活動以外に、当委員会メンバーの写真付き紹介などもあります。

内容は随時更新し、これから充実させていく予定です。よろしくお願いします。

<お問合わせ先>

日本学術会議事務局 若手アカデミー委員会担当 長野

TEL:03-3403-6289 FAX:03-3403-1640

e-mail:genji.nagano@cao.go.jp

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会員及び連携会員並びに日本学術会議協力学術研究団体の登録情報の

変更届について(事務局からのお願い)

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会員及び連携会員の皆様に事務局からのお願いです。

勤務先・居住先に変更がありましたら、勤務先名・職名と併せて、新たな

連絡先(資料等送付先)として、住所、電話番号、ファクシミリ番号、

メールアドレスを事務局管理課総務係( a233@scj.go.jp )までお知らせください。

また、日本学術会議協力学術研究団体の指定を受けておられる学協会に

おかれましては、メールアドレス、事務局及びその所在地、電話番号、

ファクシミリ番号、ホームページURL等に変更がありましたら、事務局企画課

情報係( p228@scj.go.jp )まで御一報いただければ幸いです。

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学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから

http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/index.html

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日本学術会議ニュースメールは転載は自由ですので、関係団体の学術誌等

への転載や関係団体の構成員への転送等をしていただき、より多くの方にお

読みいただけるようにお取り計らいください。

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発行:日本学術会議事務局 http://www.scj.go.jp/

〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34